「ママ大好き」は愛情不足?子どもの心を幸せにする気持ちの伝え方

「ママ大好き」は愛情不足?子どもの心を幸せにする気持ちの伝え方

最終更新日 2021-07-30 by smarby編集部

子どもが、言葉や行動で「ママ大好き♡」と伝えてくれるのは、とてもうれしいこと。

しかし、「こんなに大好きと言ってくるのは、私からの愛情が足りないってこと?」「大好きって言っているけど、実は別の思いが込められているのでは?」と不安になってしまうママも少なくありません。

そこで、子どもの「ママ大好き」に隠された理由や、愛情不足が気がかりな場合の対応方法、ママから子どもへ愛情を伝える方法についてお伝えします。

「ママ大好き」と言われたら喜ぶ?不安になる?

「ママ大好き」と言われて喜びを感じるママと、不安を感じるママがいます。後者は、子どもが叱られた後で「ママ大好き」と言ってくるような場合や、1日に何度も何度も「ママ大好き」を繰り返す場合です。ママのご機嫌をとろうとしてるのかな?もしかしてママの愛情が足りてない(愛してほしい)というサインなのかな?と悩んでしまうママも意外に存在するのです。

「ママ大好き」と言われて愛情不足?と不安になるママへ

子育てをしていると、私の育て方が良くないのかな?愛情が足りていないのかな?と自信がなくなることありますよね。

もし自信がない…というママがいたらどうぞこちらのブログに目を通してみてください。ご自身も2児の母である小児科専門医の森戸やすみ先生が「愛情不足」ということに対し、以下のように記載してくださっています。

「愛情不足なのかもしれないと自分で悩む人がいるかもしれない」と私のママ友が言っていました。

しかし、自分でそんなことを悩む人が愛情不足であるはずがないと思うのです。子どもに愛情を感じていなければ、出てくるはずのない疑問だから。(引用元:お母さんの愛情不足ではありません | ハフポスト

「ママ大好き」に込められた子どもの気持ちを知りたいと思い悩むことは、一生懸命子どもと向き合ってるからこそ、生まれてくる悩みなのかもしれません。どうか、これもひとつの愛情の証と前向きに考えてみてください。

「ママ大好き」は赤ちゃんから始まっている

赤ちゃんを高く持ち上げて遊んでいる母親

赤ちゃんは、言葉で伝える代わりに「ママ大好き」というサインで、気持ちを伝えています。ママに笑顔を向けたり、ママの声に反応したりして「ママ大好き」のサインを出していくのです。

たとえば、ママ以外の人が抱っこすると泣く、後追いする、夜泣きなどママが困る行動も、実は「ママ大好き」サインです。赤ちゃんがママを認識するようになる生後4ヶ月頃から、「ママ大好き」というサインが出るようになります。

毎日ママが赤ちゃんのおむつ交換や抱っこ、授乳などのお世話をしているうちに、親子のつながりが深まっていきます。

子どもの「ママ大好き」に隠された4つの理由とは?

”ハートを差し出している女の子

「ママ大好き」と言葉のままに、子どもが愛情を表現してくれているのならうれしいですよね。

しかし、「本当にそれだけ?」「他にも意味がこめられているのでは?」と不安になることもあるでしょう。子どもの「ママ大好き」で主に考えられる4つの理由について、説明します。

ママの気持ちを確かめている

子どもは「ママ大好き」と意思表示した際に、ママの反応から、ママも自分のことを好きなのかどうかを確かめている場合があります。

子どもによっては、わざと「ママ嫌い」と言ったり、叩いたりして気持ちを確かめようとしていることも。

困らせるつもりはなく「大好きなママだから、気持ちをわかってほしい」という子どもの思いが、行動として現れるのです。

「ママは悲しい」と伝える、「○○したかったのかな?」と子どもの気持ちに寄り添うなどの行動を通して、ママの気持ちも子どもに伝わるでしょう。

ママが自分を嫌いになっていないか確認している

子どもを叱った後に「ママ大好き」と言ってくる場合は、「困らせることをして、ママは自分を嫌いになったんじゃないか?」「もう怒らないで」などの不安から、ママの機嫌を確認していることも。

「嫌いだから叱ったのではない」「あなたを大好きだから、もう危ないことをしないように叱った」など、叱った理由を子どもがわかるように説明すると、子どもの不安は解消されるでしょう。

叱りすぎた場合は謝る、子どもを好きな気持ちを改めて伝えるなど子どもの気持ちを落ち着かせるためのサポートも必要です。

大好きな気持ちを伝えている

親子関係に問題なく、単純に「ママが大好きという気持ちを伝えているだけ」という場合もあります。ママが子どもに愛情を注いでいるぶん、子どももママに愛情を返しているのかもしれません。

だから「ママ大好き」と言われたら、素直に喜んで子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。

「ありがとう、ママもあなたが大好き!」と応えたり抱きしめたりして、ママからも言葉や行動で大好きな気持ちを伝えることが、子どもにとって大切です。

ママの関心を引きたいと思っている

ママの関心を引きたくて、子どもが「ママ大好き」という言葉を使っていることも。「ママすごい」「ママかわいい」などの言葉も、ママに伝えて関心を自分に向けてほしいと思っている子どものサインです。

どうしたらママが自分に注目してくれるのか、子どもなりに考えているんですね。

子どもが関心を引こうとしているのがわかったら、短い時間でも子どもと向き合いましょう。少しでも子どもの気持ちに応えることが、子どもの安心感につながります。

「ママ大好き」が愛情不足のサインだったら?

積み木で遊んでいる母親と男の子

子どもは愛情不足になると強い不安やストレスを感じ、気になる行動をすることも。

気になる行動の具体的な例や、愛情不足かもしれない場合の対処法について紹介します。

気になる子どもの行動を確認

愛情不足によって起こる行動には一般的なケースとして、子どもの指しゃぶりや3歳以上のおねしょ、物をわざと隠す、嘘をつく、歯ぎしりなどが挙げられます。

これらの行動は強い不安やストレスによって引き起こされたり、悪いことをすることでママの関心を子ども自身に引くために行われたりするもの。

昼間に子どもを叱った場合のおねしょは、心配や不安のサインということも考えられます。

ただし、1つあるいは複数当てはまったとしても愛情不足とは限りません。子どもの様子を見ながら、不安や悩みに寄り添ってあげることが大切です。

愛情不足かも?というときの対処法

子どもに気になる行動が見られたとしても必ずしも愛情不足とは言えませんが、ママは心配してしまいますよね。

愛情不足やママの愛情が子どもへうまく伝わっていないと思われる場合は、コミュニケーションを増やしてみるのがおすすめです。

仕事があって子どもとコミュニケーションを取る時間がないママは、一日のうち数分でもしっかりとスキンシップを取るなど、量より質を大切にすることを意識してみましょう。

少しの時間でも、100%子どもと向きあえる時間を作ることが重要です。一緒に子どもが大好きな遊びをする、食事の時は目を見て子どもの話を聞いてあげるなどの行動を通して、ママの愛情は子どもに伝わるでしょう。

男の子と女の子「ママ大好きサイン」は違う?

子どもたちから贈り物を受け取っている母親

男の子と女の子で、「ママ大好き」サインの現れ方が異なる場合があります。男の子や女の子特有だと思っていた行動が実は、「ママ大好き」サインだったということも。

男の子と女の子での「ママ大好き」サインにはどのような特徴があるのか、詳しく説明します。

男の子の「ママ大好き」サイン

男の子は甘えん坊な傾向があり、着替えを手伝ってもらおうとする、登園の準備をしてもらおうとするなど甘えることが多いです。

男の子の「ママ大好き」サインは「ママかわいい!」「ママじゃないとイヤ」というような言葉としてだけでなく、手をつなぎたがる、頻繁に抱きつくなど、スキンシップなどの行動にも見られます。

自分の姿を見て褒めて欲しい、笑って欲しいなどの気持ちからも現れる、男の子の「ママ大好き」のサイン。思わず吹き出してしまうような変顔やひょうきんな動きは、サインの一種だったんですね。

女の子の「ママ大好き」サイン

言葉の発達が早いといわれている女の子には、言葉としての「ママ大好き」サインが多く見られます。

「ママ聞いて~」「どうして〇〇なの?」「あれはなに?」などひっきりなしに質問してくるのも、「ママ大好き」サインの一種。「自分の問いかけにママがきちんと答えてくれるかどうか?」「ママも自分のことを好きなのか?」を確かめているのです。

途切れる間もなくおしゃべりを続けるのも、ママに聞いてほしいという「ママ大好き」サインの現れ。聞く方がエネルギーを持っていかれるような女の子のマシンガントークに、このような思いが込められていたとは意外ですね。

「ママ大好き」を頻繁に口にする息子の例

筆者にも息子がいますが、3歳頃からよく「ママ大好き」と言ってくれるようになりました。実は筆者も、あまりにも息子が「ママ大好き」と口にするので、愛情不足なのかも?と心配になった経験があります。

『ママ 大好き 愛情不足』で検索したこともあるし、他のママに相談したこともあります。

同じような悩みを持つママが投稿したQ&Aサイトには「ママにかまってほしいサイン・もっと子どもの心に寄り添いましょう」的なコメントがあれば、「ママが大好きという素直な気持ちの表れ。気にする必要ない」といった真逆のコメントも。

結局何が正しいのかはわからずモヤモヤは晴れず…。

そして何も解決しないまま月日は流れ、現在息子は5歳になりました。

未だに言ってます「ママ大好き♡」。でも以前ほど気にならない私がいます。というのも、なんとなく息子なりの理由がわかってきた(ような気がする)からです。

息子(ひとりっこ)の場合、筆者であるママの姿が見えない時に、「ママーだいすきだよー」と叫ぶ傾向があります。

トイレに入っているときや、先に(息子が)お風呂からあがってひとりで着替えをしている時などによく口にしますので「ああ息子は今、ママがそばにいなくて不安なんだな・怖いんだな・ちゃんといるかどうかの確認作業なんだな」と感じるようになりました。

今ではシチュエーションにもよりますが、息子の「ママ大好き」は、イコール「ママそこにいてくれる?そばにいてね」という意味なのだなと解釈しています。

そして息子に対してはなるべく「ママも◯◯が大好き。ママはどこにもいかないよ」と答えるようにして、可能なときはそばまでいって顔を見せます。不安感を極力取り除いてあげるように意識しています。

「ママ大好き」を明日の育児へつなげていこう!

筆者息子の「ママ大好き」例を挙げましたが、ちょっと特殊なタイプなのであまり参考にならなかったかもしれませんね、すみません。

子どもが「ママ大好き」という理由は、100人いれば100通りあって、その時どきの気分やシチュエーションにもよるので、真意をつかむのはなかなか難しいかなというのが正直な気持ちです。

(私の息子に対する解釈も正しいのかどうか、それは息子本人にしかわかりません。)

「ママ大好き=ママ大好き」の子どももいれば、「ママ大好き=ママ一緒にいて」の子どももいるかもしれないし、「ママ大好き=ママは◯◯のこと好き?」という気持ちの表れかもしれません。

それに、毎回同じ心理状態での発言とも限りません。

だから明確な答えやアドバイスはみつからないのですが、「ママ大好き」発言に不安を覚えたとしても、まずは言葉通りに子どもの気持ちを受け止め喜ぶ。

ママもだよと子どもに伝える。そしてひと呼吸おいてから、「ここ最近の子育てはどうだったかな?こどもの様子はどうだったかな?」と、あらためて自分と子どもとの関わり方を振り返る。

これを繰り返すほかないのかなと思います。至極当然のことしか言えず申し訳ないのですが、やっぱりそこにしか答えはない気がします。

「ママ大好き」と言われたら?子どもへの愛情の伝え方

ピンクの洋服を着て女の子を抱いている母親

子どもに「ママ大好き」と言われて、どう返したらいいのかわからない場合や、うまく返せていない場合は、子どもにママの愛情がうまく伝わっていないのかもしれません。そこで、ママから子どもへの愛情を伝える方法を7つ紹介します。

1.笑顔で「ありがとう、ママも◯◯が大好き」と伝える

まずは子どもの言葉を素直に受け止め、喜び、「ママも大好き」の気持ちを返してみましょう。大好きなママからの告白を、子どももきっと喜んでくれるでしょう。自分が愛されているということを感じてほしいですね。

2.クイズ「ママは◯◯のことが好きでしょうか?」と聞いてみる

あえて「ママも大好き」と伝えるのではなく、「ママは◯◯のことが好きでしょうか?」とクイズ形式で考えてもらうのもありです。

子どもが「好きだと思う」と答えれば「正解!ママも好き(もしくは「ブッブー、答えは好きじゃなくて大好きです♡」など)と盛大に気持ちを伝えてあげるのもよさそうです。

もし「好きじゃないと思う」と子どもが答えたときは、どうしてそう思うのか理由を尋ねたり、子どもの話に耳を傾けてみてください。

3.「◯◯大好き♡」ラブレターを書いてみる

言葉だけでは伝えきれない!という熱い思い・情熱・愛情をお持ちのママは、「◯◯大好き」の気持ちを手紙に託してみたらどうでしょう?

「ままだいすき」と描かれたお手紙をもらったことがあるママはいませんか?もらったときの感動や喜びを、ぜひお子さんにも分け与えてあげてください。

4.子どもが生まれた時の話を聞かせたり、写真を一緒に見る

子どもは意外に自分が生まれた時や、赤ちゃんのときの話が好きなもの。妊娠中の話や、出産時の話、赤ちゃんのときの話をしながら、ママやパパにとってどれだけ大切な存在なのかを伝えてあげられるといいですね。

5.「8秒」抱っこ、ぎゅーっとしてあげる

最も手軽で愛情表現に最適なスキンシップといえば、やっぱり「ママの抱っこ」。ぜひ子どもの「ママ大好き」にこたえるべく、ぎゅぎゅぎゅーーーーっとハグしてあげてください。

さらに欲を言えば「8秒間」以上の抱っこがおすすめです。8秒という時間は「人が十分だという満足感を感じる最短時間」なんだそうですよ。

ちなみに筆者も「8秒抱っこ」を試してみましたが、ぎゅーっとして子どもの匂いを嗅いでいたら、あっという間に過ぎました。ママも癒やされますし、意外に一瞬ですのでぜひお試しを。

6.15〜30分程度、子どもと向き合う時間を作る(読み聞かせなど)

「ママ大好き」発言の有無に関わらず、子どもと向き合う時間を作ることは大切。毎日「ながら育児」ではなく、子どものみに意識を集中させる時間を持っていますか?

15分でもいいから、スマホやTVなどをシャットアウトして、子どもと対面で向かい合いましょう。きっと子どもたちはママを独占できることに幸せを感じるはずです。ママ大好きの気持ちも爆発しちゃいそうですね。

7.叱った後ならママの気持ちをしっかり伝える

子どもが危ないことや悪いことをして叱った後の「ママ大好き」は、ママの機嫌をうかがっているサインかもしれません。

まずは落ち着いて「ママは~だから怒ったんだよ」「叱られてどんな気持ちがした?」とママの気持ちを伝えてから、子どもの気持ちも聞きましょう。

最後には、「ママはあなたが大好きだよ」と言葉にする、抱きしめるなどの行動を通して、ママも「大好き」という気持ちを子どもに伝えるのがポイントです。

子どもの「ママ大好き」は幸せと気づきを与えてくれる魔法の言葉

3人の子どもと一緒に笑っている母親

「ママ大好き」という言葉やサインには、言葉どおりの意味だけでなく、子どもからママへのいろいろな思いが現れています。

どの気持ちもママが大好きだからこそ、表現されているんですね。

子どもの気持ちを受け止め、ママからも子どもが大好きだという気持ちを伝えることで心身の成長が促され、自己肯定感が高まっていくでしょう。

ママも子どもも幸せになれる「大好き」を伝え合って、楽しい日々を過ごしてくださいね。

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