鯉のぼりはいつからいつまで飾る?2021年はこの日がベスト!

鯉のぼりはいつからいつまで飾る?2021年はこの日がベスト!

最終更新日 2021-06-07 by smarby編集部

男の子のいるご家庭は、春になると気になるのが5月の節句での鯉のぼりですよね。とくに初節句を迎えるご家庭では「いつからいつまで飾るの?」「飾る時期は?」などと疑問に思う事が多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、鯉のぼりはどの時期にいつからいつまで飾るのか、2021年のベストの日、また飾る際やしまう際の注意点などをご紹介したいと思います。

鯉のぼりの意味とは?

そもそも鯉のぼりにはどういった意味があるのでしょうか?

鯉のぼりは江戸時代に誕生したといわれています。もともと武家で男の子が誕生したとき家の前に馬印やのぼりを立てて祝っていたものが、庶民にまで広がったもので、家に男児が生まれたことを天の神さまにお知らせするための目印として鯉のぼりを掲げたとされています。

当初は馬印やのぼりを立てていましたが、一般に広まる際にのぼりに縁起のよい鯉の絵を描くようになり、それが現在の鯉のぼりとなりました。意外にも、庶民によって考案されたデザインだったのですね。

鯉のぼりには男児誕生を神さまにお知らせする目印の意味と、「この子を守ってください」という成長と出世の願いが込められています。江戸時代から続く、日本独特の文化として今も端午の節句が受け継がれているのですね。

「鯉」は縁起のよい魚

では、なぜ男の子の成長と出世を願うのに鯉をシンボルにしたのでしょうか?

それは、中国の「登竜門伝説」に起因しています。中国の大きな川である黄河上流には「龍門」という滝があり、ここを鯉が登ると龍になるという伝説で、「鯉の滝登り」としても有名な話です。

鯉の強い生命力や大きく丈夫なところ、清流以外の池や沼でも生きていけることから、子どもにも鯉のように環境の良し悪しに左右されず、たくましく強く育って欲しいという願いが込められています。

さらには「鯉が激しい激流の滝を遡り、龍となって天に昇る」という伝説から、鯉は立身出世のシンボルとされていました。鯉は男の子誕生を祝い、健やかな成長を願うのにぴったりな、縁起のよい魚なのですね。

鯉のぼりの「吹き流し」や「矢車」の意味

「吹き流し」とは鯉のぼりの1番上に飾られる、筒状のカラフルな飾りのこと。また「矢車」とは竿の1番上に付いている、風でカラカラと回るもののことです。これらは、なぜ鯉のぼりと一緒に飾られるのでしょうか?

「吹き流し」の歴史は長く、戦国時代には「これ以上災いが起こりませんように」という願いを込めて戦の後に飾っていました。

吹き流しのカラフルな色は、古代中国の「五行説」に基づいています。五行説とは5つの元素が循環することで万物が成り立っているという考え方で、「青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)」はそれぞれ「木・火・土・金・水」を表しています。

鯉のぼりに飾ることで、子どもによからぬことが起こっても、この5元素が邪気を払い守ってくれると信じられていました。

「矢車」は矢の羽根の部分を車輪状にしたもので、風を受けて回転しカラカラと音が鳴ります。神さまへの目印でもあり、カラカラという音は魔除けの意味も含まれています。矢は古来から魔除けのシンボルで、「破魔矢」にも使われていますね。

鯉のぼりの色は、父・母・子を表す

鯉のぼりの順番は1番上が黒、次に赤、3番目に青と、徐々にサイズが小さくなるのが一般的です。「屋根より高い鯉のぼり、大きい真鯉はお父さん……」というおなじみの歌で、黒はお父さん、赤がお母さん、青が子どもであることはすでにご存知でしょう。

ではなぜその色になったかというと、やはり「五行説」が大きく関係しています。

まず黒は水や冬を表す色。生物にとって必要不可欠な水、そして厳しく辛い冬の時期のイメージが、一家の大黒柱の父親像と重なることで真鯉を黒で表したとされます。

緋鯉と呼ばれる2番目の赤い鯉。赤は「火」や「夏」を表しています。新しい文明を生んだ「火」や、強い日差しが生命を育む「夏」のイメージが、命を生み育てる母親につながったのでしょう。

子どもを表す青は、木や春を表す色で、これからすくすくと成長する木々や春という季節が子どもの成長を願うのにぴったりの色とされました。

ただ、江戸時代の浮世絵には黒の鯉のぼりしか描かれておらず、江戸時代には黒の鯉のぼりだけを飾っていたことがうかがえます。明治時代あたりから赤が加わり、青は昭和に入ってから加わったそうですよ。

女の子にも鯉のぼりを購入する?

女の子の節句といえば3月3日のひな祭りですが、子どもが女の子だけの場合でも鯉のぼりを飾って問題ありません。元々は男児の成長を願う行事だったとしても、現在のカレンダーでは5月5日は「こどもの日」。

最近では端午の節句であっても男女隔てることなく、子どもの成長を祈願するお祝いとして浸透しています。

女の子であっても鯉のぼりを飾りたいと言ったり、他のお家の鯉のぼりを羨ましいと思っていたりするのであれば、ぜひ飾ってあげましょう。

マンションでもリビングに飾れる小さな室内用鯉のぼりや、パステルカラーのかわいい女の子用の鯉のぼりも販売されているので、一緒に選んではいかがでしょうか?

さらに上に男の子がいて、下に女の子が生まれた場合でも、真鯉・緋鯉・子どもの鯉の下にもうひとつ新しい鯉のぼりを買い足して飾るのもおすすめです。最近は女の子らしいピンクやオレンジの鯉のぼりがも登場していますよ。

鯉のぼりはいつから飾る?4月の縁起の良い日+天気の良い日がベスト!

鯉のぼりを飾る時期について、「この日に飾ってください」という特別な日はありません。なぜかというと、地域によっては端午の節句が6月5日のところもあるからです。

そのため一般的には、春分の日を目安に飾るご家庭が多いです。女の子のいるご家庭では、ひな人形と入れ替わりに鯉のぼりを出すご家庭も多いですね。遅くても4月中には飾ってあげましょう。

また、子どもの健やかな成長を願う行事でもあるので、縁起のよい日+天気がよい日に飾るご家庭も多いです。2021年の縁起のよい日をまとめてみたので、下記を参考にしてみてください。

【2021年春・縁起のよい日とは?】

縁起のよい日 2021年 春分の日〜端午の節句
大安(一日中あらゆることが 3/16、3/22、3/28、4/3、4/9、4/14、4/20、4/26、5/2
友引(午前/夕方は、それ以外は 3/19、3/25、3/31、4/6、4/17、4/23、4/29、5/5
先勝(午前は、午後は 3/18、3/24、3/30、4/5、4/11、4/16、4/22、4/28、5/4
先負(午前は、午後は 3/20、3/26、4/1、4/7、4/12、4/18、4/24、4/30
赤口(11~13時は、それ以外は 3/17、3/23、3/29、4/4、4/10、4/15、4/21、4/27、5/3

しかし都合などで難しい場合もありますので、あまりこだわりすぎずお天気のよい日に出してあげましょう。

鯉のぼりはいつまで飾る?

鯉のぼりを出すとき同様、この日に片付けなければいけない、といった決まりはありません。

また、飾るときほど日取りを気にしなくてもよいので、端午の節句が終わったらタイミングを見計らって都合のよいときに片付けましょう。

目安としては5月中旬頃までがいいですね。

兄弟がいる場合は?次男にはどうする?

1人目が男の子で、2人目以降も男の子だった場合、鯉のぼりはどのようにしたらよいのでしょうか?結論からういうと、すでに1人目の男の子のときに鯉のぼりを購入している場合、新たに鯉のぼりをセット購入する必要はありません。

前述したように、基本的な鯉のぼりは「黒・赤・青」の3色です。弟が生まれたら、その基本セットに緑や紫などの色の子どもの鯉を追加で購入して飾る家庭が多いようです。

さらに女の子が生まれた場合でもピンクやオレンジの鯉を買い足して、家族全員の鯉のぼりにするのもおすすめです。最近の鯉のぼりの素材はナイロン製やポリエステル製のものが主流ですので、鯉が増えても重くなりすぎたりしないので大丈夫ですよ。

家族が増える度に鯉が増えていく様子は、とても楽しく幸せの象徴ですね。

鯉のぼりは何歳まで飾る?

男の子が産まれ、初節句から飾り始める鯉のぼりですが、子どもが何歳まで飾ればよいのか悩むご家庭も多いのではないでしょうか?

鯉のぼりは飾り終える年齢に決まりはありません。一般的には、「七五三の七歳を迎える時期」「元服といわれる15歳まで」「成人するまで」といった時期に飾り終えるご家庭が多いようです。

ご自分のご家庭に合わせたスタイルで飾り終えてもよいかもしれませんね。

鯉のぼりはどこに飾る?

庭のある一戸建てであれば、庭に竿を立てて鯉のぼりを飾りましょう。その際は、鯉のぼりの大きさや隣家との兼ね合いもあるので、庭のどこに竿を立てるかはよく検討してくださいね。

ただ、現代の住宅事情ではマンション住まいなので庭がないという家庭も少なくありません。でも「家には庭がないから鯉のぼりを飾るのは無理」と諦めなくても大丈夫です。最近は、住宅事情を考慮して、ベランダ用や室内用の鯉のぼりも多数販売されています。

外に飾る場合も室内に飾る場合も、鯉のぼりを飾る方角や部屋などに特定の決まりはありません。各家庭のライフスタイルに合った鯉のぼりを選び、お子さんの記憶に残るお祝いにしてあげたいですね。

大きな鯉のぼりは、設置や飾り付け、その後の洗濯、保管などが大変ですが、購入後のメンテナンスをしてくれる販売店もあるので、購入する際に相談してみましょう。

鯉のぼりを外に飾る際の注意点

注意点

大空を悠々と泳ぐ鯉のぼり。春の青い空によく映えてカッコいいですよね。しかし大きいものであるため、外に飾る時にはいくつか注意が必要です。

屋外であるが故に、事前準備や確認を怠ると思わぬ事故に繋がりかねませんので、きちんと確認してくださいね。ここでは、戸建の庭に鯉のぼりを飾る場合の注意点を紹介します。

自分での設置が難しい場合は、購入したお店に相談してみるとよいでしょう。設置から後片付け、お手入れや保管まで行ってくれる販売店もあります。

集合住宅などのベランダに飾る場合にも、ベランダの手すりの形状や飾れる鯉のぼりのサイズ、管理規約など注意しなければならないポイントがあります。以下の記事にまとめてあるので、参考にしてみてくださいね。

ベランダに鯉のぼりを飾ろう!タイプ別おすすめ8選を紹介

風に注意!

鯉のぼりは風に乗って優雅に泳ぐ姿が魅力的ですよね。しかし飾る際に注意しなければいけないのが「風の強さ」です。

力仕事の鯉のぼりの設置ですが、風が強い日に出してしまうと、風で鯉のぼりに重みがかかり、出すのがとても大変になってしまいます。できるだけ程よい風向きの日をおすすめします。

雨の日はどうする?

鯉のぼりを飾る際に気になるのが、雨の日ですよね。雨の日もずっと出したままで良いのでしょうか?

結果から言うと、できればしまった方が良いです。鯉のぼりを雨にさらしたままいると、傷むのが早く劣化が進んでしまいます。また素材によっては色移りしてしまうものもあるので、しまった方が安心ですね。

それと同様、強風の日や夜も片付けた方が安心です。

「矢車」は強風だと結構な音がしてしまいます。近所に迷惑がかからないよう配慮した方がいいですね。

しかし、大きな鯉のぼりを外して片付けるのは一苦労。そんなときは、この方法を試してみてください。

  1. 鯉のぼりを下ろします(縮められるポールの場合は縮めておきます)
  2. 下ろした鯉のぼりを大きめの袋に入れて、袋を縛っておきます

これで雨で濡れてしまう心配もありません。

矢車は、取り外すか固定しておきましょう。

鯉のぼりをしまう際の注意点

鯉のぼり

鯉のぼりをしまう前にいくつかの注意点を確認しましょう。

湿度に気をつけましょう

鯉のぼりをしまうベストな日は、良く晴れた乾燥した日です。

湿度が高い日や、雨で濡れているまま片づけてしまうと、カビの原因になってしまいます。1年後、出したときにきれいな状態で出せるよう湿度には気をつけましょう。

汚れを落としきれいにしましょう

風で泳ぐ鯉のぼりは、雨風に打たれ結構汚れてしまいます。子どもの成長を祈願してくれる鯉のぼり。きれいにしてあげて来年も出してあげましょう。

そこで鯉のぼりの洗い方をご紹介します。

【鯉のぼりの洗い方】

1.浴槽や大きめのたらいに、ぬるま湯を張り中性洗剤を入れます。(漂白剤の入った洗剤は使用しないでください)

2.そのまま1時間ほどつけおきします。長時間はつけ置きしないでください。

3.汚れが落ちていない箇所があれば、優しくもみ洗いをしてください。このとき強くこすってしまうと色落ちや傷みの原因になってしまうので気をつけてください。

4.汚れた水を捨て、水がきれいになるまで生地に付いた洗剤を優しく洗い流します。

5.手で優しく水気を絞り、風通しの良い日陰で乾燥させます。このときなるべくシワを伸ばした状態で干しましょう。

6.乾いたら丁寧にたたみ保管しましょう。

【金具部分のお手入れ方法】

鯉のぼりには「回転球」「矢車」など金具部分があります。

このパーツは、きちんとお手入れをしておかないと錆びて壊れやすくなってしまいます。なので、鯉のぼりをしまうときは必ず金具部分もお手入れをしましょう。

1.金具に付いた汚れをタオルで丁寧に拭き取ります。

2.回転部分に防錆用の油をさします。

3.タオルに油を少し付け、全体を軽く拭きます。

破損部分がないか確認しましょう

鯉のぼりは丈夫にできていますが、外にずっと飾っているためどうしても壊れてしまうことがあります。

生地がほつれたり破けてしまったり、金具類が壊れてしまったりした場合、まずはメーカーにアフターサービスを受けられるかどうか確認してみましょう。

もし破損部分が小さかったり、自分で直せる範囲なら、パーツごとに売り出されているものを購入し自分修理してみるのもいいですね。

防虫剤は?

保管の際に気になるのが防虫剤ですよね。鯉のぼりは、ナイロン製やポリエステル製がほとんどなので、防虫剤は必要ありません。購入したときの箱に入れ保管してください。

鯉のぼりを飾って思い出に残るこどもの日を!

鯉のぼり

疑問が多い鯉のぼり。いつからいつまで飾るのか、また注意点など意外と知らない方が多いのではないでしょうか。子どもの健やかな成長を祈願するお祝いだからこそ、正しい知識を知って大空に鯉のぼりを泳がせてあげたいですよね。

そしてこどもの日が終わったら、丁寧に次の年まで保管してあげてください。1年に1度の端午の節句。素敵な思い出を鯉のぼりとともに作ってくださいね。

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