育児ノイローゼの症状は?産後うつとの違いやなりやすい人・対処法

育児ノイローゼの症状は?産後うつとの違いやなりやすい人・対処法

最終更新日 2021-10-22 by smarby編集部

子育ては、肉体的にも精神的にもとてもハードでストレスフル!子ともはとてもかわいくて大切な存在ですが、育児の大変さと子どもへの愛情は全くの別モノです。

慣れない育児をしながら1人で家事をこなす毎日では、ストレスがたまるのも当然ですよね。

いつも笑顔のやさしいママでいたいのに、つい子どもを怒鳴ってしまったり、イライラしたり。そんなときに浮かぶのは「育児ノイローゼ」というワード!育児ノイローゼになると、いったいどんな症状がでるのでしょう?

今回は、育児ノイローゼが疑われる症状や産後うつとの違い、育児ノイローゼに陥りやすい人の特徴や対処法について説明します。セルフチェックにお役立てくださいね。

育児ノイローゼの症状は?

目がバツになっている顔のクッキー

子育てに携わっている人ならば、誰でもなる可能性がある育児ノイローゼ。育児ノイローゼにかかると、いったいどのような症状が現れるのでしょうか?

イライラしたり悲観的になる

子育てに休日はありません。特に赤ちゃんや小さな子どもの育児は24時間フル操業です。その上、もしワンオペ育児ともなれば、ママにかかる負担は計り知れませんよね。

子供がなかなか起きてくれない、着替えを嫌がって時間がかかる、散らかしたおもちゃを片付けないなどなど…ストレスがたまる原因は星の数ほどあります。

そんな暮らしの中でストレスが少しずつ蓄積し続けると、些細なことにでもイライラしてしまうようになるのです。子育て前なら全く気にもならなかったような言葉や行動に反応し、怒りが爆発したり、悲しくなってしまったり、感情が不安定に!憂うつな気分をなかなか切り替えることができず、ときには自分を責めてしまうようになります。

無気力・無関心になる

まるで頭の中に霧がかかったようになってぼーっとしてしまうのも、育児ノイローゼの症状のひとつです。無気力になり、何かをやろうという気持ちが起こらなくなります。

室内の掃除や、食事の用意をした後のキッチンの片付けと食器洗いなど、気になるのでそのまま放置するのはイヤなのに、なかなか行動に移す気分にはなれません。また、今まで好きだったことに対して興味が無くなることもあります。

家に引きこもりがちになる

外出するのが億劫になり、自宅に引きこもりがちになるのも典型的な症状に数えられます。人と会いたいという気持ちも無くなってしまうので、まるで自分と子供だけの世界に閉じこもったようになるママも。

社会性が欠如してしまうのですね。症状がエスカレートすると「生きていることがつらい」と感じる場合もあるので注意が必要になります。

眠れなくなる

育児ノイローゼは睡眠障害の引き金になることも!子どもが夜になかなか寝付いてくれなかったり、夜泣きが何日も続いたり…。子育て中のママは睡眠のリズムがどうしても崩れがちです。

でも、昼間にはたまった家事があるため忙しく、なかなか昼寝もできません。慢性的な睡眠不足に陥ってしまいがちなんです。

カラダはクタクタに疲れているのに、自律神経の乱れなどから良質な睡眠が取れなくなり、不眠症状に悩まされる事態に。睡眠不足は心身の健康にもよくありません。

食事のコントロールができなくなる

育児ノイローゼは、日々の食事に影響を及ぼすこともあります。子育て中のストレスや不安が引き金となり、食事のコントロールが難しくなるのです。

食欲が無くなり「食べたい」という気持ちが起こらなくなる人がいる一方で、湧き上がる食欲を抑えきれず必要以上に食べてしまう人もいます。

症状がひどくなると心療内科などのカウンセリングや治療が必要になることもあるので注意が必要です。

産後うつとは?育児ノイローゼとの違い

テーブルの上に置かれたクエスチョンマークの木製立方体のブロック

育児ノイローゼと並んで、子育て中に起こり得るメンタルヘルスの不調には「産後うつ」もあります。産後うつにはいったいどのような特徴があり、いかなる点で育児ノイローゼと違っているのでしょうか?

出産後のホルモンの変化が原因

産後うつの症状は育児ノイローゼの症状と重なるものがあります。睡眠障害やイライラ、無気力になったり涙もろくなったりと、さまざまな症状がでます。症状は似ていますが、主要となる原因は別です。

産後うつの発症にはホルモンの変化が大きく関わっています。もちろん、慣れない子育てからくるプレッシャーも原因になります。

育児ノイローゼはママの性格や環境の影響も強いのですが、産後うつはホルモンバランスの乱れが主な原因。誰でもかかってしまう可能性があります。

参考:育児ノイローゼ ~産後うつ・育児に悩むお母さん・お父さんの悩み~ » 東京TMSクリニック

一過性のケースが多い

発症のタイミングについてです。産後うつの場合は、出産後3日~1か月後ぐらいに発症することが多いです。しかしほとんどのケースでは発症から1年以内には症状が落ち着いてきます。産後うつは一過性で治ることが多いのですね。

一方、育児ノイローゼは、出産後1年以上経過しても改善しないことがあります。それどころか、子どもがイヤイヤ期を迎える頃になってから発症するケースもあるんですよ。

産後うつは誰でもなり得るものだけに、かかっていることに本人も気づかずに悪化してしまうこともあるので注意が必要です。心療内科でのカウンセリングや治療の他、周囲からのサポートも大変重要です。

注意!育児ノイローゼになりやすい人

リスクワードの木製のブロックキューブを持ち上げる手

子育て中の人ならば、誰でもかかる可能性がある育児ノイローゼ!とはいえ、かかるリスクが高い性格の傾向があります。

完璧主義で真面目な性格

完璧主義の人は「理想の育児」や「理想の母親像」を描いてしまいがちです。自分の理想と現実の間にギャップが生じると、それがストレスになるのです。完璧を追求し、それができない自分を責めてしまいます。

自分を追い詰めることが育児ノイローゼの引き金になることも少なくありません。

また、真面目な性格だと、たとえ自分がどんなに疲れていても子育てを優先してしまいます。

そんな生活を続けているうちに、肉体的にも精神的にも負担に耐えられなくなります。心身ともに疲れきって、育児ノイローゼになる可能性があるのです。

人に頼るのが苦手な性格

周りの人に頼るのが苦手な人もハイリスクです。限界ギリギリまで疲れ切っているのに、「誰にも自分の弱みを見せたくない!」という気持ちが働くからです。いつも頑張りすぎてしまうのですね。

ワンオペ育児になりがちな人も、育児ノイローゼになりやすい傾向があります。

パパが育児に非協力的だったり、家庭内での会話が少ない環境だったりすると、子育て中のちょっとした不安や心配事を聞いてもらえず、心の中のモヤモヤが晴れません。

ストレス発散が苦手

ストレスは育児ノイローゼの大きな原因のひとつです。しかし、子育て中には「毎日がストレスフリー♪」というわけにはいきませんよね。時々リラックスタイムを設けてガス抜きをしなければ爆発してしまいます。

子育て中でも夢中になれる趣味や、なにか楽しめることを持つことができれば、育児で忙しい毎日でも気分転換が可能です。

ところが、ストレス発散の方法が皆無となればガス抜きもできません。ストレスはたまる一方です。すると、ネガティブな思考に陥りがちになります。

育児ノイローゼかも?と思ったら向き合い方や対処法

いろんな表情のキューブから笑顔のマークを持ち上げる手

些細なことがきっかけになって発症することもある育児ノイローゼ。「ひょっとして自分も…」と感じたら、どうすればいいのでしょう。そんなときに試してみたい対処法を紹介します。

自分のための時間を作る

短くても構わないので、プライベートな時間を持ちましょう。特に赤ちゃんのお世話は24時間スタンバイが続くハードワーク。

そんな状態だからこそ、たまには1人の時間を作ってママがリラックスしたり楽しいと感じることをするのがおすすめです。

コロナの影響でなかなか親しい友人やママ友と会えないのも残念ですよね。

そんな時は、スイーツを食べたり、話題のドラマや映画を見たり、好みのアロマでマッサージをしてみたり。1人でも手軽にできる好きなことをして過ごしましょう。

また、ベビーカーを押しながらの軽いウォーキングなど、ストレス発散や健康のために軽い運動を取り入れてみるのもおすすめです。

誰かに不安や悩みを相談する

悩みや不安を自分ひとりで抱え込んでしまうのはつらいことです。パパや両親、ママ友など、身近にいる親しい人に相談できれば理想的ですよね。しかし、身近な人には頼りたくない、そもそも頼れる人がいないこともあります。

そんなときには、ためらわずに子育て支援センターなどの公的機関を利用しましょう。

住んでいる市区町村の地域子育て支援拠点や行政窓口などには利用者支援専門員(子育てコンシェルジュ)がいます。子育てで困っていることや悩みの相談が可能です。

参考:あなたに合った支援があります! ご存じですか?「子ども・子育て支援新制度」 | 暮らしに役立つ情報

思い切って断乳してみる

夜中の授乳で睡眠が妨げられる毎日が続くと、疲労が蓄積するだけではなく精神的にも大きな負担になります。良質な睡眠が取れないことも育児ノイローゼの一因です。そこで、思い切って断乳してみてはいかがでしょうか。

断乳を決行するときは「赤ちゃんがかわいそう」などのネガティブな考えはご法度!なぜなら、赤ちゃんにとっても、ママが穏やかに過ごせることは大切なのですから。

子どもから離れてみる

短時間でも構わないので、子どもから離れてみましょう。一時的にでも子育てから解放されることで心身ともにパワーチャージ。再び元気を取り戻すことができるのではないでしょうか。

パパや両親など家族に預かってもらうのが難しい場合は、一時預かりなど市区町村の子育て支援センターなどが実施しているサービスを利用するのもおすすめです。

育児ノイローゼは誰でもなりうるもの~ママ自身も大切に

ベッドの上で赤ちゃんと触れ合っている母親

育児ノイローゼは、子育てに関わる人ならば誰でも陥る可能性があります。真面目で頑張り屋さんのママほどリスクは高めの傾向が!子育ては体力と気力が必要な大仕事です。

しかも、子どもがいることで自分を取り巻く環境も変化するので、ストレスがたまるのは避けようもありません。

だからこそ、重要なのは「息抜き」と「ストレス解消」です。赤ちゃんが寝ている間などのスキマ時間には、積極的にリフレッシュしましょう。

また、子育て支援センターなど各自治体は誰でも利用できる、さまざまな子育てサポートを実施しています。上手に活用して、ママの笑顔と健康も守りましょう!

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